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がんの治療について

がんの主な治療方法は、「手術療法」「薬物療法」「放射線療法※」の3種類です。これまで手術ががん治療の中心にありましたが、近年は薬物療法や放射線療法が進歩し、がんの種類やステージ(病期)によっては手術と変わらない効果が認められています。

さまざまな検査をおこないながら、「もっとも効果を期待できる治療方法」を検証していきます。検査結果に加え、年齢や性別、環境やご本人・ご家族のご希望も考慮のうえ、総合的に判断し治療方法を提案いたします。場合によっては、2つ以上の治療を組み合わせる(集学的治療)こともあります。

手術療法

手術療法は文字通り、外科的手術によりでがん組織を切り取ってしまう治療法です。がんのある臓器の周辺組織やリンパ節に転移があれば、手術で一緒に切り取ります。早期のがんやある程度進行しているがんでも、切除可能な状態であれば、根治を目的とした手術療法が積極的におこなわれます。一方で、体にメスを入れるため、創部(キズ)の治癒や全身の回復にある程度時間がかかることや、切除した部位によっては臓器や体の機能が失われることがあります。当院では、これらのデメリット軽減のため、内視鏡(胃内視鏡など)を用いた手術や鏡視下手術(胸腔鏡や腹腔鏡)というカメラを使った方法を駆使し、患者様への負担を軽くする治療法も提供しています。このように、早期のがんであれば、手術療法は最も根治が期待できる治療法です。

また、手術は早期がんのみではなく、進行がんにもおこなわれることがあります。例えば、がんによって臓器の機能が損なわれている場合におこなわれる手術が挙げられます。

現在では、手術療法だけでなく、抗がん薬治療や放射線療法を組み合わせておこなうことがあります。いろいろな種類の治療法を組み合わせて、総合的に治療を進める集学的治療を積極的に取り入れています。

当院のがん等に係る麻酔及び手術等の診療実績(2017年実績)

全身麻酔(静脈麻酔は除く) 1,190(うち、がん件数225)
悪性腫瘍手術総数 252
胃・大腸悪性腫瘍手術(再掲) 101
乳房悪性腫瘍手術(再掲) 58
子宮悪性腫瘍手術(再掲) 11
肝臓・胆嚢・膵臓悪性腫瘍手術(再掲) 10

当院のがん等に係る化学療法等の診療実績(2018年実績)

化学療法(抗がん剤治療)総数 1,006
化学療法(抗がん剤治療):胃(再掲) 100
化学療法(抗がん剤治療):大腸(再掲) 311
化学療法(抗がん剤治療):乳房(再掲) 211
化学療法(抗がん剤治療)婦人科(再掲) 51
化学療法(抗がん剤治療)肝臓・胆嚢・膵臓(再掲) 255
化学療法(抗がん剤治療):泌尿器(再掲) 63
化学療法(抗がん剤治療):その他(再掲) 15

抗がん薬療法

抗がん薬によってがん細胞を死滅させたり、増殖を抑えたりする治療方法です。抗がん薬の投与方法は、点滴や注射、内服となります。血液を通して全身をめぐるため、転移がある場合にも効果が見込めます。一方、脱毛、吐き気、倦怠感、しびれ感などの副作用により、患者様にとってつらい治療になりがちなのが難点でしたが、現在は副作用を予防する薬の開発も進んでいるため、日常生活に支障がない程度に、症状を軽くできるようになってきています。

主な対象疾患

  • 消化器がん(胃がん、大腸がん、肝細胞がん、膵・胆のう・胆管がん)
  • 泌尿器がん(前立腺がん、腎細胞がん、膀胱がん)
  • 乳がん
  • 婦人科がん(子宮体がん、子宮頸がん、卵巣がん)
  • 肺がん

外来化学療法室

外来化学療法室は、通院での化学療法(抗がん薬治療)を中心とした点滴治療を受けていただくお部屋のことです。ゆったりしたリクライニングシートですので、リラックスしながら点滴を受けることができます。専門の看護師や薬剤師も常駐していますので、ご安心いただいて、治療に専念できます。

当院での「レジメン」管理について

レジメンとは、抗がん薬を使用した治療計画のことで、治療に使用する抗がん薬の量や投与方法等を細かく定義したものです。当院では標準治療*を適切に患者様に提供するため、治療に使用する抗がん薬は全てレジメン登録をおこなっております。

登録にあたっては、医師8名・薬剤師1名・看護師5名を含む、多職種による吟味をおこなう委員会を開催しており、それを通過したレジメン以外は使用できない体制となっています。
*標準治療とは現在認可されている治療方法で最も効果が高いことが、臨床試験で証明されているものを指しま